「宮崎、頻繁に来てくれるけど…仕事は大丈夫なのか?」




岡田くんは心配そうに聞いてくる。




「うん。最近は大した事件はないし、平和だから!」




あたしがそう答えると、岡田くんはホッとしたように表情を緩めた。




「そっか。なら良かった」




あたしは…岡田くんを見て、いつ言おうかと迷っていた。




あたしが岡田くんと付き合うことで……岡田くんに対する償いになる。




あたしを好きでいてくれる、彼への。




「……岡田くん、話があるの。」




あたしは小さく呟いた。




「ん、何?」




岡田くんは優しく相づちを打つ。




……言え。




言うんだ、樹里!!























「……あたしと…付き合って、下さい…」




バイバイ、廉。