†危険な男†〜甘く苦い恋心〜


「はぁ……」




濃厚で甘いキスに…涙が溢れた。




ポロポロと瞳から涙が流れる。




止まることを知らないように口付けられて……




嬉しくて。




「樹里…好きだ……」




そう甘く囁かれて、優しく抱き締められる。




あたしはもう、死んでもいいと思ってしまった。




あなたに抱き締められて、キスされて、抱かれて……




このまま彼に壊されてしまいたかった。




「続きは……俺の部屋でな」




“今日は帰さねぇから”




続けざまにそう言われて、あたしは顔を真っ赤にした。