†危険な男†〜甘く苦い恋心〜


「分かってる。じゃあ行くよ」




「了解」




あたしは銃を構え、犯人を見構えた。




「へへっ!お前ら!静かにしてろよ!?」




犯人は不適に笑いながら人質を脅す。




――今しかない。




あたしはカチャリと銃の引き金を引いた。




――バンバンバンッ!!




銃声が響く。




「うがあああっ!!」




あたしが撃った弾は見事に犯人の両足、銃を握る手に命中した。




廉が素早く犯人の制圧に入る。




「きゃあああっ!!」




人質の女の子達が騒ぎ出す。




あたしはすぐに人質の確保に向かう。




「大丈夫?怪我はない?」




あたしは銃を置き、女の子達に話し掛ける。