何に悩んでる…?
あたしは店長の言葉を頭の中で反芻させながら、考えてみた。
本当に、あたしは何に悩んでいるのだろう。
自分自身でも、その答えが分からなかった。
ホストを始めた哲平。
キャバクラで働いているという遠藤さん。
そんな話を聞いても、自分がそこで働くという選択肢なんて、思い浮かばなかったのに。
翼にお金の事を打ち明け、そして誘われて、トントン拍子に決まった今日。
だから今でさえ、あたしは夢を見ているんじゃないかなんて気持ちもあった。
もしかしたら、哲平もこんな感じだったのかも知れない。
そんな事をふと思った。
それでも、働く事を決意した哲平。
どこに惹かれて、どこにやりがいを見つけたのだろう。
その答えに、あたしは少なからず気付いていた。
あの、指名をもらった時の喜びを。
あの時、大学にかまけていたあたしを、淋しく思っていた哲平。
今、仕事に夢中の哲平を、淋しく思っているあたし。
そんな中で、自分が輝ける場所であり、自分を認めてくれる人がいる場所。
時期は違えど、あたし達がこの仕事に魅力を感じる要因は、そこにあるような気がした。
哲平なら、あたしの気持ちを分かってくれるよね…?
黙ったままのあたしを、何も言わずに待っていてくれる店長。
あたしは大きく息を吸った。
あたしは店長の言葉を頭の中で反芻させながら、考えてみた。
本当に、あたしは何に悩んでいるのだろう。
自分自身でも、その答えが分からなかった。
ホストを始めた哲平。
キャバクラで働いているという遠藤さん。
そんな話を聞いても、自分がそこで働くという選択肢なんて、思い浮かばなかったのに。
翼にお金の事を打ち明け、そして誘われて、トントン拍子に決まった今日。
だから今でさえ、あたしは夢を見ているんじゃないかなんて気持ちもあった。
もしかしたら、哲平もこんな感じだったのかも知れない。
そんな事をふと思った。
それでも、働く事を決意した哲平。
どこに惹かれて、どこにやりがいを見つけたのだろう。
その答えに、あたしは少なからず気付いていた。
あの、指名をもらった時の喜びを。
あの時、大学にかまけていたあたしを、淋しく思っていた哲平。
今、仕事に夢中の哲平を、淋しく思っているあたし。
そんな中で、自分が輝ける場所であり、自分を認めてくれる人がいる場所。
時期は違えど、あたし達がこの仕事に魅力を感じる要因は、そこにあるような気がした。
哲平なら、あたしの気持ちを分かってくれるよね…?
黙ったままのあたしを、何も言わずに待っていてくれる店長。
あたしは大きく息を吸った。



