あたしが手を握ると白金は止めていた足を動かし歩き出した。 少し前を歩く白金を見つめると大きな背中が目に入る。 ードキンッ あたし…白金の全部が大好き。 温かい手も。 大きな背中も。 カッコいい顔も。 金色の髪も。 優しい性格も。 全部に惚れてるよ……。 そう思いながら白金の後ろ姿に見とれていると 「………!!!???」 ードンッ 白金が急に立ち止まったから白金の背中にあたしは衝突した。