「…は?」 予想してなかったみあの言葉に思わず間抜けな声が出た。 何で…そんなに怒るんだ? イジメすぎたか? 目の前にいるみあは泣きながら俺を睨み付けている。 …俺が…悪いよな。 「みあ…悪ぃ。そんなに怒るなよ」 ーーー「もういい」 冷たい声で呟くとみあは俺に背を向けて暗闇へと歩き出した。 「ちょっと待てーーー……!!!」 みあに手を伸ばすと視界が明るくなり、反射的に目を瞑る。 伸ばした俺の手は…みあには届かなかった。