突然、握っていた手に強い力が入って 白金がゆっくりと目を開けた。 「白…金……」 時が止まったかの様にあたしの身体は動かない。 銀色コナンくんも何も言わずに固まっている。 白金の綺麗な瞳はあたしを見つめた。 「し…白金ぇ……」 「………………」 流れる涙で白金がぼやける。 ぼんやりと分かるのは白金の金色の髪。 何も言わずに白金はゆっくりとあたしに手を伸ばしてきた。 抱きしめて。 白金。 いつもみたいに力強く。 白金の体温を…温もりを感じたいよ。