俺様ヤンキーに愛されて。~third~







突然、握っていた手に強い力が入って



白金がゆっくりと目を開けた。








「白…金……」









時が止まったかの様にあたしの身体は動かない。



銀色コナンくんも何も言わずに固まっている。






白金の綺麗な瞳はあたしを見つめた。










「し…白金ぇ……」





「………………」









流れる涙で白金がぼやける。


ぼんやりと分かるのは白金の金色の髪。





何も言わずに白金はゆっくりとあたしに手を伸ばしてきた。








抱きしめて。



白金。







いつもみたいに力強く。



白金の体温を…温もりを感じたいよ。