あたしを見ながらそう話す救急隊員の人にそう答えた。









「なら、一応貴方も来て下さい」





「…はい」







白金がタンカに乗せられて運ばれていく。



苦しそうに歪むその表情を見て急いで駆け寄った。










「白金…!!!!」





「下がって下さい」









救急隊員の人にそう言われてもあたしは離れない。




救急車に乗っても白金の傍から離れなかった。






病院に着くと白金は治療室へと運ばれていく。




あたしは治療室の前で立ちながら白金の無事を祈った……祈る事しか出来なかった。