Luck TesT

「大丈夫か?」

心配そうに聞いてくる結斗に、私は苦笑いを浮かべながら頷いた。

「前にほら、話を聞きに来た警察の人ならなんかわかるかもって思ってさ、聞いてみたんだけど…なんにも教えてもらえなかったよ」

すると、結斗は少し考え、ためらいながら言った。

「…ダメ元で、真也達の家、行ってみるか?」

結斗の言葉に迷ったが、今はほんの少しでも、何かわかる可能性があるならと思い、小さく頷いた。