「葵?」
コンビニから出てきた結斗が、声をかけてくる。
それと同時に、電話越しに声が聞こえてきた。
「あ、あの。そちらに布施さん、いらっしゃいますか?」
聞くと電話に出た女性は、少々お待ちください、と言って、電話を保留にした。
『もしもし、布施ですが』
保留音が途切れ、男性の声が聞こえてきた。
「あ、あの…本郷葵、です」
『…なんだ』
一瞬の沈黙の後に聞こえたのは、不機嫌そうな布施の声だった。
コンビニから出てきた結斗が、声をかけてくる。
それと同時に、電話越しに声が聞こえてきた。
「あ、あの。そちらに布施さん、いらっしゃいますか?」
聞くと電話に出た女性は、少々お待ちください、と言って、電話を保留にした。
『もしもし、布施ですが』
保留音が途切れ、男性の声が聞こえてきた。
「あ、あの…本郷葵、です」
『…なんだ』
一瞬の沈黙の後に聞こえたのは、不機嫌そうな布施の声だった。


