Luck TesT

教室の扉がガラガラっと開く。
そこには難波が一人、立っていた。

「………」

無言で難波を見つめる。
難波は葵を見て、にっこりと笑った。

「緒方君はどこかに行ったみたいだね」

ちっと小さく、舌打ちをした。

「5億を逃がしたのはもったいないが、まぁ、10億あれば十分だしね」

そう言って、教室の中に入ってきた。

「それにしても、最終ステージの詳細連絡はまだこないね」

そう言って、携帯を取り出した時だった。