ガタガタと体を揺らし、縛っているものが緩んでこないかと腕を動かす。
だが、手首に痛みが走るだけで、縛られているものがほどける気配がない。
「どうしよ、どうしたらいいの」
とりあえず、足は自由に動く。
動かないのは、この椅子にくくりつけられている手だけだ。
手を縛っているものがなんなのかはよく分からない。
何かの布のようなものだといことだけ、感触でなんとなくわかった。
「手錠じゃないだけ、ましってことだよね」
そう、自分に言い聞かせるように呟いた時だった。
「…そうだ、机!」
廃校になったと思われるこの建物。
埃っぽいし、相当前にもう使われなくなったのかもしれない。
だが、もしかしたら。
ハサミとか、カッターとか。
机の中に残ってたりするかも…!
だが、手首に痛みが走るだけで、縛られているものがほどける気配がない。
「どうしよ、どうしたらいいの」
とりあえず、足は自由に動く。
動かないのは、この椅子にくくりつけられている手だけだ。
手を縛っているものがなんなのかはよく分からない。
何かの布のようなものだといことだけ、感触でなんとなくわかった。
「手錠じゃないだけ、ましってことだよね」
そう、自分に言い聞かせるように呟いた時だった。
「…そうだ、机!」
廃校になったと思われるこの建物。
埃っぽいし、相当前にもう使われなくなったのかもしれない。
だが、もしかしたら。
ハサミとか、カッターとか。
机の中に残ってたりするかも…!


