「おい!ここに居た患者をどこにやった!!」
電話を終えて病室に戻ると、そこには寝ていたはずの本郷も、治療を受けた緒方、それにその2人を見ていたはずの難波の姿がなくなっていた。
慌ててあたりを探してみたが見当たらず、ナースステーションに聞きに駆け込んだ。
「え…?知りませんが…」
ものすごい形相で聞いてくる布施に、戸惑ったような表情で答える看護師に、布施は舌打ちをした。
難波をつけてるから大丈夫だと思ってたが…俺の考えが甘かったのか?
布施は急いで携帯の電源を入れる。
命を狙われているのはあの二人だ。
こうなった以上、俺の携帯の電源を切ってても意味はない。
「…あぁ、冨永か?頼みがある」
布施は電話をしながら、足早に病院を後にした。
電話を終えて病室に戻ると、そこには寝ていたはずの本郷も、治療を受けた緒方、それにその2人を見ていたはずの難波の姿がなくなっていた。
慌ててあたりを探してみたが見当たらず、ナースステーションに聞きに駆け込んだ。
「え…?知りませんが…」
ものすごい形相で聞いてくる布施に、戸惑ったような表情で答える看護師に、布施は舌打ちをした。
難波をつけてるから大丈夫だと思ってたが…俺の考えが甘かったのか?
布施は急いで携帯の電源を入れる。
命を狙われているのはあの二人だ。
こうなった以上、俺の携帯の電源を切ってても意味はない。
「…あぁ、冨永か?頼みがある」
布施は電話をしながら、足早に病院を後にした。


