よく忍び込んだりする人間がいるようで、学校の入り口のドアはすでに壊された状態だった。
逆に、今の俺たちの状況からすれば、ラッキーってことだろう。
保健室は1階にあったが、出入り口と窓から一斉にもしも襲われたらまずいという難波の言葉に、俺たちは最上階の4階に移動し、そこにあった教室の一室に入った。
「本郷さん、まだ、目を覚まさないみたいだね」
難波に言われて、俺は葵を見た。
確かに、これだけいろいろ移動したり動かしたりしているのに、まったく起きる気配がない。
「…何か、変な薬でも打たれてなければいいんですけど」
いつ、誰が命を狙ってくるかわからない。
そう思うと、俺は葵のことが心配でたまらなかった。
「まぁ、息があるってことは、大丈夫ってことだよ」
難波の言葉に、俺は頷いた。
逆に、今の俺たちの状況からすれば、ラッキーってことだろう。
保健室は1階にあったが、出入り口と窓から一斉にもしも襲われたらまずいという難波の言葉に、俺たちは最上階の4階に移動し、そこにあった教室の一室に入った。
「本郷さん、まだ、目を覚まさないみたいだね」
難波に言われて、俺は葵を見た。
確かに、これだけいろいろ移動したり動かしたりしているのに、まったく起きる気配がない。
「…何か、変な薬でも打たれてなければいいんですけど」
いつ、誰が命を狙ってくるかわからない。
そう思うと、俺は葵のことが心配でたまらなかった。
「まぁ、息があるってことは、大丈夫ってことだよ」
難波の言葉に、俺は頷いた。


