Luck TesT

チカッ。

「え…?」

何かが光ったような気がした。
その時、思わず葵は手に持っていた缶コーヒーを落としてしまう。

「あ…」

「おい、大丈夫か?」

葵がかがみこむ。
結斗が葵の方を向いた。

「うわぁぁぁぁぁ!!」

何かがひゅっと頭の上をよぎった。
空を切るその音に、葵は一瞬、何が起こっているのかわからなかった。

「っち」

小さな舌打ちとともに、目の前にはサバイバルナイフが飛んできていた。