Luck TesT

陽も落ち、あたりはすっかり暗くなっていた。

「ほら、飲むか?」

布施に渡された暖かい缶コーヒーを受け取ると、葵は小さく頭を下げた。

「…本当に、彼女たちの言っているサイトが原因なんでしょうか」

難波の言葉に、布施はさぁ、とだけ答えた。

「そもそも私たち、あんなサイトに登録なんてした覚えなんてない」

葵の言葉に、結斗が頷いた。


運試し。
そのせいで、運が悪ければ死ぬ…?
そんなの、ありえない。


ぎゅっと両手を握る葵に、結斗はそっと、肩をたたいた。

「こいつの携帯、調べてたんですよね?サイトのこととか、何かわからなかったんですか?」

結斗に聞かれるが、布施たちは首を横に振るだけだった。