…この音って。
つい先日、聞いたばかりの音。
警視庁で爆破事件があったときに聞いた、火災警報器の音にそっくりだった。
「もしかして、火事!?」
慌てる私たちに、布施と難波は顔を見合わせると、頷き、行くぞ!といって、ドアへと向かった。
「え?」
「合図だよ!」
布施の一言に、葵と結斗は、さっきの杉本の言葉を思い出す。
そうか、これが合図!
杉本に渡されていたハンカチを口にあて、まるで煙をすわないようにしている人たちに見せかけて、布施たちの後について、部屋を出る。
つい先日、聞いたばかりの音。
警視庁で爆破事件があったときに聞いた、火災警報器の音にそっくりだった。
「もしかして、火事!?」
慌てる私たちに、布施と難波は顔を見合わせると、頷き、行くぞ!といって、ドアへと向かった。
「え?」
「合図だよ!」
布施の一言に、葵と結斗は、さっきの杉本の言葉を思い出す。
そうか、これが合図!
杉本に渡されていたハンカチを口にあて、まるで煙をすわないようにしている人たちに見せかけて、布施たちの後について、部屋を出る。


