午前中は驚くほど何もなく、時間が過ぎていった。
やったことと言えば、布施と難波に、もう一度最初から、どういういきさつで、何があったのかを細かく説明したくらいだ。
「…すまない、電話だ」
布施はそう言うと、携帯で話をしながら、部屋を出て行った。
「そういえば、2人は付き合ってるの?」
『は?』
難波の突然の質問に、2人の声がハモった。
「え?いや、だって。すごい仲がいいし」
ニコニコと笑っていう難波に、葵は少し、照れた表情を見せる。
「その…うちの両親と、結斗の両親が元から友達同士で、ちっちゃいときから、結斗とは幼馴染だったから」
そう言って、ちらりと結斗の方を見る。
と、結斗と目があい、思わず恥ずかしくなって目線をそらした。
「いいねー、若いって」
難波が羨ましそうに言う。
「…そういう、難波さんは、彼女とか、いるんですか?」
聞くと、難波は悲しそうな表情で答えた。
「それ、今聞く?…こないだまでいたんだけどさー、別れたんだよ。この仕事って、結構時間が…」
愚痴をこぼし始めたときだった。
やったことと言えば、布施と難波に、もう一度最初から、どういういきさつで、何があったのかを細かく説明したくらいだ。
「…すまない、電話だ」
布施はそう言うと、携帯で話をしながら、部屋を出て行った。
「そういえば、2人は付き合ってるの?」
『は?』
難波の突然の質問に、2人の声がハモった。
「え?いや、だって。すごい仲がいいし」
ニコニコと笑っていう難波に、葵は少し、照れた表情を見せる。
「その…うちの両親と、結斗の両親が元から友達同士で、ちっちゃいときから、結斗とは幼馴染だったから」
そう言って、ちらりと結斗の方を見る。
と、結斗と目があい、思わず恥ずかしくなって目線をそらした。
「いいねー、若いって」
難波が羨ましそうに言う。
「…そういう、難波さんは、彼女とか、いるんですか?」
聞くと、難波は悲しそうな表情で答えた。
「それ、今聞く?…こないだまでいたんだけどさー、別れたんだよ。この仕事って、結構時間が…」
愚痴をこぼし始めたときだった。


