「結斗!」
ガラガラ!と勢いよく部屋のドアを開ける。
が、そこにはベッドに横たわる結斗の母親の姿しかなかった。
「結斗?」
ベッドの傍まできてみたものの、そこはもぬけのからだった。
「…シーツはまだ暖かいな。便所か?」
布施は空になったベッドに手を当てると、そう言って、部屋の中をくるりと見回した。
「ここで待ってろ」
そう言い残し、彼は部屋を出て行った。
ガラガラ!と勢いよく部屋のドアを開ける。
が、そこにはベッドに横たわる結斗の母親の姿しかなかった。
「結斗?」
ベッドの傍まできてみたものの、そこはもぬけのからだった。
「…シーツはまだ暖かいな。便所か?」
布施は空になったベッドに手を当てると、そう言って、部屋の中をくるりと見回した。
「ここで待ってろ」
そう言い残し、彼は部屋を出て行った。


