Luck TesT

「葵!?こんな時間にどこに行くの!?

足音を聞きつけた母が、玄関で靴を履いている私を見つけて、少し眉をひそめながら言った。

「ちょっとコンビニ」

「明日じゃだめなの?」

いつもはそんなことを気にしない母だが、最近の爆発事故のせいで、少し心配性になっている感じだった。

「結斗に借りるものもあるから、ついでにそれも取りに行くし」

結斗の名前に、母の表情は少しだけ和らいだ。

「気をつけて行きなさいよ?」

「うん、行ってくる」

私は笑顔を作って笑ってみせると、家を出た。