結斗の家に帰ってから、二人でネットを使って色々調べてみたけれど、結局、なんの進展もなく、ただため息だけがたまっていった。
「二人とも生きてるかな」
結斗が言う。
正直、生きていれば無事だという連絡もあるだろうし、その連絡すらないとなると、その可能性は限りなく低い。
結斗も私も、心のどこかでその不安がぬぐいきれずにいた。
「…生きてるよ」
だけど、例えば。
爆発で携帯が壊れた。
ショックで一時的に記憶をなくしている。
なんて、小説みたいなことがないとも言えない。
私は、その、いちるの望みにかけたくて。
小さく肩をふるわせながら呟いた。
「二人とも生きてるかな」
結斗が言う。
正直、生きていれば無事だという連絡もあるだろうし、その連絡すらないとなると、その可能性は限りなく低い。
結斗も私も、心のどこかでその不安がぬぐいきれずにいた。
「…生きてるよ」
だけど、例えば。
爆発で携帯が壊れた。
ショックで一時的に記憶をなくしている。
なんて、小説みたいなことがないとも言えない。
私は、その、いちるの望みにかけたくて。
小さく肩をふるわせながら呟いた。


