「桐生くんも一緒に来ますか?」 「へ?」 「迷子なんでしょう?」 「うっ…お前もだろ!」 「私はみんなのところに行く術が分かってるので迷子ではありません。」 「俺も分かるし!家帰るし!」 「花火見ないのですか?」 「…」 「ほら、行きますよ。」 凜太郎に腕を引っ張られ、人気の少ない丘の上に登った。 「あ!凜ちゃんいた!凜ちゃーん!」 女の子が走ってきた。この子は確か、凜太郎の従妹の… 「穂乃香ちゃん。」 そうそう、穂乃香だ。