SHRの時間。 幸雄は4組だ。 「いい?俺が入ってって言ったらドア開けてね。」 「あー、わあったわあった。」 松井は一足先に教室に入って行く。 教室の中はがやがやしていた。 今までいた学校とは違う、平和ながやがや。 中から聞こえる松井の声を拾う。 『おはようございます。今日は、このクラスに転校生が来ます。』 『知ってる知ってる!』 『どんな人かな!』 生徒たちのがやがやはさらに大きくなる。 『それでは紹介します。桐生君、入って。』