長いキス。

ジュンとしおりの体は、図書館の机にゆっくりと倒れていく。

(ああ、ジュンくん…)

しおりは一瞬とまどったが、二人の気持ちはもう止められない。

段々落ちる夕日に照らされ、しおりの白い肌が少しずつ表れる。

「ジュンくん、私、恥ずかしい…」

「しおりさん、きれいだよ。」

――――――

僕の興奮は絶頂に達した。

(こんな事したら退学になるぞ!)

余計なお世話だ。

(あ、ありえない。不謹慎だ。)

最後まで読んでおいてよく言う。

(はぁ、はぁ、はぁ、どうして僕がこんな本で興奮しているんだろう?)

それに?

(うゎっ!)

下半身が何だか熱くなって硬直してきた。

正常な男なら誰でも経験する事だ。

(この本は僕には衝撃的すぎてだめだ!)

すばやく枕の下に隠した。

夜にもう一回読むために……