君のとなりで。

田仲先生っていうのは体育の先生で、あたしのクラスの体育を担当している。

くそ…チクったな田仲…


「教えてやろうか?レイアップシュート…」


「え…いいんですか?」


「あったりまえだろ!自分の生徒がバスケ苦手って嫌だもんな!!」


そう言って先生はあたしにボールを渡した。

さっきまで先生が抱き締めていたボール。

さすがに先生の匂いはしないけど、先生の温もりを感じた。


「レイアップシュートのコツはこうやってな…」


先生はレイアップシュートの基本を一から真剣に教えてくれてる。
今思えば、体育館に2人っきり。

急にドキドキしてきた。


「解ったか?」


「はい!」