そして高1の冬。



全てが動き出したのはこの季節だった。










舞「茜ってさ、いっつもあの…誰だっけ、雑賀?とかのこと見てるよね」

茜「え、え!?////」








帰りに寄った喫茶店で舞が唐突に言い出した。


私は持っていたジュースを落としそうになる。









舞「あぶない…で?その様子だと…?」

茜「…うん。人に言うの初めてなんだけど…
  和泉は、幼馴染みで…ずっと、好きなの」











下を向きながら話すと、舞が頭を撫でてくれた。










舞「そーかそーか…初めてか!
  初めて貰えて嬉しいな!」

茜「ちょ、舞、その言い方恥ずかしい」







二人して微笑みあう。
それから私は舞にいろいろな話をするようになった