「俺で・・・・ええんか?」 それに空は薄く微笑んだ 鳥の姿をしているがその表情が読み取れる 優しい顔つきだ [お前が良いのだ。我を式に下してくれぬか] それに更なる焦りを感じながらも燐は少しうれしそうだ 「オレでええのなら・・・喜んで式にさせてもらうで」 [決まりだな。では、契約の儀式を] 式に下すにはそれ相応の準備、手順がいるのだ 「汝の名は」 燐は鳳凰にそう問うた [鳳凰、つけられし名は空雲] 静かに二人の声が響く