「分かってます、このことは誰にも言いませんよ」 「ありがとな、んじゃもうあんな奴につかまるんやないでぇ。卓、行くで・・・。 腹減ったわ」 「オウ、じゃーな珈衣ちゃん」 燐は背を向け手を挙げ一回だけ手を振った 「おう。じゃーな、珈衣ちゃん♪」 二人は背を向け燐は一回だけ手を振り歩き出した。 珈衣はそれをニコリと微笑みながら見送くった 「もっと桜獅君のこと知ってみたいなぁ」 (今日の桜獅くんを見て私は無性にそう思った)