燐としてはいつも妖相手にしているために静かな世界というのが非日常だった。
たまにさぼりもひつようだろうとそのまま燐が授業をさぼるのを咎めはしなかった
いつ仕掛けてくるかわからない今は少しでも時間があるうちに休むの懸命だと判断したのだ。
龍はソファーで寝てしまった燐にタオルケットをかけた
兄的には毎日忙しい弟が心配なのだ
一番末の燐は自分のことは自分でするという子だがそれでも兄たちに愛されて育ってきた
3人の燐の兄はかわいい末の弟が心配だった
自分たちと違って妖怪を相手にするのは多い
そのぶん身に危険が起こる
弟のために成す。
それは、兄なりの少しの優しさ・・・・だったりする
歳こそは3人の兄弟とかなり離れている燐は兄たちに負けぬようにと日々の努力を頑張ってきた
末っ子だからと、みんながやさしいからと、燐は絶対にそう言ったものにはすがらなかった
一人で凛とし、努力をし、陰陽師として兄たちを越えた