それが昔存在したといわれる陰陽師。
そしてそれは現代にも存在するものだ
燐は最後の妖怪退治を得意とする陰陽師だった
そしてまた、珈衣も陰陽師だという。
「奇遇やな。こんな近くに仲間がおるとわ」
「ぇ、ってことは・・・燐も?」
「あぁ・・・・・。俺も陰陽師や。」
珈衣の顔には驚愕がうかんだ
そうほいほい陰陽師なんてものはいない
「珈衣、詳しいことは後で話すことにして、今はこの状況どうにかせなあかん。
・・・・力・・・貸してくれるか?」
「もちろん、悪い妖怪から人間を守るのが私達陰陽師の仕事だもん♪」
陰陽師という力をもってしてもみんなをかばいながら戦うのは難しかった
同じ力を持つ珈衣がいてよかったと心底安心する燐
「珈衣、結界頼めるか?俺は結界が苦手でな」
「わかった。任せて、私結界の方が攻撃よりも得意だから」
「助かるで。俺は攻撃型だからな。パートナー組んだら強うなりそうや」
燐はそう言って鬼と呼ばれし妖怪に向き合った



