オレはそんな彼女に恋をした    ~地獄鬼の襲来!~ [完]

 



二人は近くにある遊園地に来ていた

久しぶりだから楽しみそうに燐はわくわくしていた

遊園地なんてものは小学校以来だった

わくわくしていたのは

もしかするとそれだけではないかもしれないが・・・。





「珈衣、なんのる?」

「遊園地って言ったらジェットコースターでしょ!」





珈衣は当然というようににっこりと燐に告げた


(―――――確かにジェットコースターは定番やな)



決まったとばかりに燐は走り出し珈衣に告げる

意外とあのスリル感が燐は好きだった



「なら、いくでぇ~ジェットコースター」



珍しく少しテンションが高いように燐は笑顔を見せた

それに珈衣も嬉しそうに駆けだす





「ひゃっほ~!さいこ~や~」




久し振りに乗ったジェットコースターに燐は浮かれていた

びゅうっと頬に吹き付ける風を感じながら楽しんだ





「きゃ~」







しかし燐は楽しんだがその隣で珈衣はメッチャ叫んでいた・・・





(―――――もしかして珈衣って・・・・・)