*
二人は近くにある遊園地に来ていた
久しぶりだから楽しみそうに燐はわくわくしていた
遊園地なんてものは小学校以来だった
わくわくしていたのは
もしかするとそれだけではないかもしれないが・・・。
「珈衣、なんのる?」
「遊園地って言ったらジェットコースターでしょ!」
珈衣は当然というようににっこりと燐に告げた
(―――――確かにジェットコースターは定番やな)
決まったとばかりに燐は走り出し珈衣に告げる
意外とあのスリル感が燐は好きだった
「なら、いくでぇ~ジェットコースター」
珍しく少しテンションが高いように燐は笑顔を見せた
それに珈衣も嬉しそうに駆けだす
*
「ひゃっほ~!さいこ~や~」
久し振りに乗ったジェットコースターに燐は浮かれていた
びゅうっと頬に吹き付ける風を感じながら楽しんだ
「きゃ~」
しかし燐は楽しんだがその隣で珈衣はメッチャ叫んでいた・・・
(―――――もしかして珈衣って・・・・・)



