どこかはっきりは分からないが、おそらく地獄鬼のアジトなのだろうと思う



[どこか痛むところとかはあるか?]



亜窮は珈衣の方に直りそう言った


声は棘があるが、口調は確かに珈衣を心配したものだった





「心配してくれてありがとう。大丈夫、どこも痛くないよ。でもこれからどうしよう・・・」





少し困ったような珈衣に安心するように言った





[大丈夫だ。主が助けてくれる。月曜に学校に連れて行かれるだろう。]


「燐・・・。そうだね、それまで頑張らないと!」