卓の名を聞いたとき確かに燐の顔がこわばるのがわかった
放課後にああなってしまったままだったのだ
「燐の相談に乗ってやってくれって卓が言ってきたんだよ。龍兄さんは自分で気づいてきたみたいだけど、ほら俺って学校にいないわけだから燐と顔あわさないじゃん。
だからワザワザ卓が電話してきたんだ。
“自分じゃ燐の力になれないから”って」
「俺・・・・今から卓に会いに行ってくるわ!」
このままにしておいてはいけないと思った
自分のホントの気持ちを力をつける前に、珈衣助ける前に、この友情が壊れない前に伝えな意といけないと思った
俺は卓にいつもの公園に来るようにメールをし、走った



