*
「じゃ、また来てね~、まってるよ、珈衣ちゃん、燐」
「今日はサンキューな麗!うまかったで」
「御馳走様でした、おいしかったです!!また来ます」
そう言って二人は店を出た
燐の中には一つの思いがあった
それはこのまま帰るのかということ
何と無く二人でいるこの時間が終わるのがもったいなく感じたのだ
「珈衣、この後暇か?」
「うん、特に用事はないよ」
「なら、遊園地にでもいかへんか?」
せっかくだしと燐は繋げた
「ぇ、私、行きたい!行こう、燐」
まるで子供のように珈衣ははしゃいで答えた
それに燐も嬉しそうに満面の笑みで答える
「おう」
その時燐は1つ思った
(―――――もしかして、これは世間一般的にはデートとかっていう!?)
ぐるぐるとそれが頭に回るが、よそにそれを置きせっかくだから楽しもうと思った



