2度目の恋は、やさしい蜜の味


「心配かけてすみません……歩いて砂浜まで戻ろうと浮き輪から降りたら足がつかないところだったみたいで……びっくりして浮き輪を離しちゃったからそのまま沈んでしまって……」

「美月ちゃん、それって……」


悠斗は笑えをこらえながら美月を見つめた。


「どうせ小さいとか、ドジだとか言いたいんでしょう?」

「あ、分かっちゃった?」


美月は悠斗の肩をバシッと叩くと、水しぶきを上げながら歩き出した。

悠斗はその後ろを「ごめんごめん」と笑いながら付いて歩いた。





「何よ、あれ。ムカつく」

傍から見るとじゃれ合っているようにしか見えない2人を菜緒子は砂浜から睨みつけていた