「苺花!?どうしたの?」 「……ひなぁ…」 結斗ん家から真っ直ぐ、ひなん家にむかった。 「あがっていいよ!」 ディッシュを差し出してくれて、涙でぐじゃぐじゃの顔をそれで拭いた。 「なにがあったの?話せたら、話して?」 「…わたし、逃げちゃった…。結斗ん家…から」 今日あったことをすべて話した。