昼休みは図書室へ 【完】



「……結斗…?」


「ん?どした?」



「なにか考え事…してた?」


「んー、少しな」




やっぱり…悲しいの?


眉を少し下げて微笑んで…



もしかして、私のせいかな…



「お願いがあるんだけど…」


「え?」



「お母さんかお父さんに電話してくんない?──友達ん家、泊まるって…」