目の前に、ビルとビルの間に沈んでいく太陽。 ────その真上には、輝く一番星。 「止まるのは俺の計算にはなかったけど、この景色のことが雑誌に書いてたのを思い出した」 《誠に申し訳ございませんが、強風のため、一時運転を止め、風が止んでから運転を再開いたします》 スピーカーからアナウンスが流れた。 「最近苺花、元気ないなって思ってさ。ま、その理由はさっき分かったけど。 でも、これは見て欲しかったから…」