昼休みは図書室へ 【完】

目が覚めたら。



目が覚めたら、帰ろ。
二人で。




……こんなに誰かを気にかけたのははじめてで、こんなに誰かにハマるのもはじめて。


手を触ると、握り返してくれる。



風邪が移ってもいい。



キスしたい。



苺花の同意はないまま、唇を重ねた。



苺花の目が覚めるまで、それほど時間はかからなかった。



「結斗…?」

「あ、おはよう」


「あのさ、私、図書室の時に結斗になんか変なこと言わなかった!?」



「言ってない」

……変なこと、は。


俺を嬉しくさせてくれることは言ったけど。



これからも甘えて欲しい。

「なんで笑ってるの?」


「なんでもない」


「あやし〜よ」


疑う苺花もかわいい。

「熱あるから、早退届出したよ」

「ありかと…早退かぁ…学校にいたかったな…」