昼休みは図書室へ 【完】

【結斗side】

「はやく、抱っこして!」


顔を真っ赤にしていた。

照れてるからじゃない。


熱でおかしくなってる!?


「運ぶから、じっとして」


「うん」


素直に言うことをいきてくれる。

そのまま保健室に連れて行った。



焦ったー…

マジでヤバかった…



理性が保ってらんなくなりそうだよ…



「38.4度かぁ…あなた、この子の彼氏?」


「はい」


「目が覚めたら家まで送っていったら?」


保健の先生はそう言って保健室からいなくなった。



冷たいタオルが顔から落ちそうなくらい顔が小さいんだなー…


こんな小さい頭にたくさんのものを詰めこんで、抱えてきたんだよな。



「……苺花、熱、さげろよ」

「……ゆ…と…」



返事をしたみたいに寝言で反応した。



『ありがとうございます!』


『別に』


……入学式の時のこと。

なぜかフラッシュバックした。