昼休みは図書室へ 【完】

ふらつく足で、一人で図書室へむかった。



「……いない…。いいや、本でも読んでよ」


前に結斗が紹介してくれた花の本。



こういう本にはタンポポとかひまわりとか、皆が知ってる花の紹介はない。



なんか読んでたら眠くなってきた…かも…


昨日8時に寝たのになぁ。


「苺花」


優しい声が降ってきて、目が覚めた。



「やっと…会えた…久しぶり、結斗〜」


気持ちいいなぁなんか。

結斗が、会いたかった結斗が目の前にいる。


「苺花?」


「会いたかったよ〜、昨日眠れなかったんだぁ〜」


「どうしたの?苺花?」


「抱っこして!」


………多分、この時私は夢だと思ってた。



「ちょ、苺花!?」

「はやく!」

「苺花、熱――」