「…ん」

結斗がオレンジジュースをくれた。


「ありがと…」



ドキドキが半端なくて、
気づいたら、


手が震えていた。



「苺花…?」


「ご、ごめん、なんか緊張しちゃって…」


「…俺も緊張してる。
何もしないから、抱きしめてい?」


……嫌、なんて思うはずない。


結斗の腕の中が世界で一番心地いいから。