お父さんの腕が離れて、かわりに結斗が隣を歩く。




そして、神父さんが、お馴染みのセリフ!



「新郎、松村結斗は、健やかなる時も、病めるときも、新婦を愛すると誓いますか?」




『誓います』



「新婦、橘苺花は、健やかなる時も、病めるときも、新郎を愛すると誓いますか?」



『誓います…!』




「では、指輪の交換を」



きれいなシルバーリングを結斗の左手の薬指につける。



結斗は、私の左手の小指と薬指に。



ピンキーリングも一緒につけたい、って私のわがままを結斗は、本当にしてくれる。