昼休みは図書室へ 【完】



……運良く誰にも見られなかったから良かったけど…いい加減…




ホテルの中なんだから、おろして!!



「階段とか、エレベーターとか、立ったり動いたりすると危険だからな、苺花の場合」


「…別に、大丈夫だもん」


「ほらほらすねない!子供が真似するぞ」


……そんなこと言われたら、抱っこが嫌だって言えないじゃんか…。




「…ここだから。俺は廊下で待ってる。行ってきな」


「うん…!」



ドアをノックして、

「はい」


お母さんの声が聞こえた。


……いつも夜遅くまで仕事して、昨日だって疲れて帰ってきたんだよね。





ありがとう。

お母さん。