昼休みは図書室へ 【完】




「苺花〜!!そして結斗も、座って!」


「……ひなぁ…私…」



ひなに今の気持ちを正直に言いたくて。


泣きついた。



「…どうした?話せたら話して?」


「うん…あの…さ」




……周りに聞こえないように話した。



真剣に相談したのに、ひなは…。


「そんなことで悩むな!苺花は強い!大丈夫だって」


ひ…ひなまで私を見捨てないでぇ!!



「あ、ほら、苺花のカレ、あの女達といちゃついてるんじゃない?」



「え!?嘘」



……嘘、じゃない。



なんで…?