「花音でさえ知らねーもんな…

今頃どうしてんだろ…結斗」






「ばっか大陽!!苺花ちゃんを困らせないで!!」



「花音ちゃん!!」



「結斗から手紙が来たから、渡しに来たのに…
苺花ちゃんを不安にさせるな!」


「大丈夫だよ、花音ちゃん。……それより、手紙って…?」


「あ、これこれ。あたしの住所書いてるのに、ここの名前、見てよ」



花音ちゃんが差し出した赤と青と白の封筒。