昼休みは図書室へ 【完】




アイツ…って。


「連絡来たのか?」


「ううん…来てない。でもいいの」


「何がいいんだよ!橘から連絡は!?」


「だから…結斗の連絡先知らないから…」


「…そっか…
悪い、少し興奮した…」




──あの日から。


結斗を忘れたことはない。
ピンキーリングを見つめながら、


結斗の言動、


結斗の仕草、


結斗の…全てを…