そんなに悩むってことは 前言ってた好きなやつにでも渡すのか? そう考えると胸が痛む。 嫉妬で狂いそうだ… 会計をすまし戻ってくる春奈。 「ごめん、待たせて」 「遅いよ、なに買ったの?」 「ひみつー♪」 俺もなにを買ったのか気になった。 でも聞いたとこで好きなやつにあげるんだったら聞きたくない。 「じゃ、帰るか。俺と楓はこれから寄るとこあるから…じゃあ、またな」 そうゆって手をふる冬也。 楓もまたね、と言って帰っていった。