放課後、何故か笥箕と一緒に学校を追い出されるあたし。


え。皆さんなんなんですか。そんなにあたしが嫌いですかそうですか分かりました。


なんて言えるほど心広くねぇんだよ!!


せめて理由ぐらい言えや!!


イラついたあたしは悪いと思いながらも掃除用具が入れてあるロッカーを思い切り殴り、クラスのやつらがビビってるのを尻目に笥箕と教室を後にした。




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-萌架が去った後の教室Side-


「理由も言わずに追い出したから相当頭にキてたよな…」


「ああ…あれが掃除用具入れのロッカーでよかったよ………」


萌架が去った後の教室にて、皆の視線が殴られて無残な姿になったロッカーを捕らえていた。


「さっすが…元とはいえWhite Roseの総長だよな………」


「殺気も。抑えてたんだろうけどハンパなかったしな」


息苦しくなった教室内で、掠れた声で会話をしているクラスメートたち。


やっぱり、萌架を怒らしたりするものじゃないよな…と再確認したのでした。


-萌架が去った後の教室Side End-





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