「で?どうしたんだ?山崎」
「京華のことばっかり考えて暗くなってる場合じゃねぇってどういうこった?」
俺と浩介の問いに山崎は口を開いた。
「土方はん、国、上が新選組局長の暗殺を企ててるようなんや。
「近藤さんを……!?」
その場の空気が一変した。
特に総真の周りの空気は豹変と言ってもいい変わりようだった。
暗殺されるという当の本人は難しい顔で唸っている。
「沖田はん、みんなも落ち着きや。話はまだ先があってなぁ。」
「局長の暗殺の命令が下されるのは京華や。」
「「「「「「「…………!!」」」」」」」
「つまり、次の京華の殺しのターゲットになるんは、近藤はんや。」
「……まぢかよ……。」
「今日辺り、京華に話行くんちゃいます?せやから近藤はん?あんさんはしばらく自分の心配をしとき。」
「……………。」
近藤さんはいまだ眉間にシワを寄せ唸っていて。
「……ふっ、ちょうどいいじゃねえか?」
そんな近藤さんとは対照的に、山崎の報告のおかげで京華の件に対する解決策を少しだけだが、見いだせた俺は、にやっと口角を上げて笑った。
